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ラブストーリーは突然に 3

どうか、あいつに会いませんように!
「ヨッシャ!!!」

「あの女、なに気合いれてんだ?」

今日は、道明寺HDに
お花の生け込みに来ている
社長室、会議室、来客室、エントランスホール、
受付が、あたしの担当
フリーランスで仕事をしている人の殆どは
コネもつてもない
ひたすら営業活動をして自ら仕事を勝ち取るしかない
悔しい思いも、惨めな思いも
たくさん経験してきた
だからこそ、働く場を与えて下さるお客様に
感謝の気持ちを忘れず
喜んで貰えるように頑張らないと!

そう、奴に出会うまでは………
がむしゃらに頑張って来たのに

「オイ、なにコソコソ様子見てんだよ!」

「キァァァァァァァ」

「出た!ど、ど、道明寺!」

「お前さ、ココどこだかわかってんの?」

「ここ?会議室前だけど?」

「ちげぇーよ!ここがどこだかわかってんのかって
 聞いてるんだよ!」

「だから、会議室の前じゃん!」

「人のこと、バカバカ言うわりに
 お前は、筋金入りのバカだな」

「ハァ?」
「あんたには、会議室でなく、
 トイレにでも見えるワケ?」

「こいつ、話になんねぇ」

「ここは、俺様の本拠地!
 お前にとっちゃーアウエイってことだよ」

「確かに………」

「納得すんじゃねぇよ!」

「で………それが、何か?」

「お前の少ない脳みそと知識で
 よーく考えてみろ!」

「俺様は、誰だ!」

「道明寺!」

「ちげぇーよ」

「道明寺じゃなかったら、一反木綿?」

「お前と言う奴は………」

「俺は、お前のクライアントだよ」

「そうだけど………」

「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「やっと気がついたか!バカ女」

「上お得意の俺様にむかって、
ずいぶん、偉そうじゃねぇーか!
牧野さんよぉ」

「仕事にプライベートな感情持ち込まないでよ」

「忠告してやってるのに
 懲りもせず、相変わらずデカい口叩くじゃねぇか」

「今日の所は、見逃してやってもいいぜぇ!
 お前の態度次第だがな」

「何よ!態度次第って……」

「土下座して、謝れよ!
 この、俺様に!」

「こないだのことも
 今日の無礼な振る舞いも、お前が頭下げるべきだな」

悔しぃ……でも、道明寺が言ってる事は正論だ
道明寺HDは、なくてはならないお客様
失うわけにいかない………

「土下座したら、許してくれるの?」
 
「これだから、ボンビー人は……」

「心から申し訳ない気持ちで詫びを入れろ!」 

「そしたら考えてやってもいいぜぇ」

「後ろ向いててよ」「土下座するから」

「はぁ?」

「気持ち込めて、お詫びしますから
 後ろむいててもらえませんか?」

「なんで俺が後ろむくんだよ」

「だって、恥ずかしいじゃん!……」














 髪の毛のつむじ見られるの………」

「そこかよぉ!」

「心がこもってたら、
 後ろむいててもいいんじゃないですか?
 道明寺……さん」

予測不可能な女だなぁ………
丁度、退屈してたんだ
この女をイビリ倒して
尻尾巻いて逃げるを楽しむのも
わるかねぇ………

「申し訳ございませんでした」
「あっ!何で前向いてるんですか……」

「何なんだ……この女は………」


「今後のことは考えておく
 1週間以内に連絡がなければ
 取引停止だと思え!」

「わかったな!」

あんときの凍りついた顔が
忘れらんねぇ

「俺様に楯突くなんて、
 100万年はぇーんだよ」
「覚えてろよ!牧野!」




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拝読頂き、ありがとうございました

「俺が愛するのは永遠にお前だけ」に

たくさんの拍手を頂き、嬉しいやら、驚くやらで

本当に、ありがとうございましたm(_ _)m

コメントを下さったみなさま、

そして、拍手コメント頂いた、こめまるさま、ゆいまーるさま

素敵なメッセージ、ありがとうございました

切ないお話のあとは、ハジケルつかつくのお話

「GameOver」

「ラブストーリーは突然に」を交互に連載予定です

引き続き、お付き合い頂けたら幸いです

宜しくお願い致します

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薄墨の雨・前編

以前書いたお話の再録になります。
若干の加筆修正はしてあります。
CPは総×優になりますので、ダメな方はそのまま閉じて下さいね。


この時の雨は、とても冷たく感じたと今は思い出す。
都立高校から、私立の短大に進んだ松岡優紀は都内の事務所で働いている。
四大に進み教諭を目指したが、姉の夫が事業に失敗し家族ぐるみで借金を背負ってしまっていた。
姉の葉月は早くに結婚したいと、偶々職場で知り合った夫と結婚をしたのだが。
姉を残して夫は、事業を始めてしまったのだった。。
運転資金で一千万を借りたものの、杜撰な経営とチェーン店舗に圧されたったの三ヶ月で倒産したのだ。
多額の借金に、葉月は夫と段々口喧嘩が絶えなくなり間もなく離婚した。
その葉月も鬱になって入院してしまい、費用は更に重むばかりだった。
(つくし並みの不幸である)
肝心の元夫はあちこちで職を転々とし、返済する気は全く無いらしい。
棲みかも転々とし、来るのは消費者金融からの督促状ばかり。

優紀はその日だけ残務整理を終えて、車を降りてアパートの鍵を開けようとした時だ。
一人暮らしを満喫していた、その矢先。
「優紀、久しぶりだよなあ」
薄汚れたポロシャツに、髭面と鼻ピアスの男が近寄って来た。
「ま・・・さか、中務君?」
何日も風呂に入ってないのか、強烈な臭いに優紀は鼻をしかめる。
「思い出してくれたかよ、あん時は赤っ恥掻かせてくれやがってな」
中務は優紀が総二郎と付き合う前に、一時的に付き合った男だった。
あの後中務に倍返ししたのは、総二郎との遣り取りで。
「此方よお、見覚えあんだろ」
それは総二郎との、デート写真を何処からかネガごと入手したのだった。


優紀の顔からは、血の気が引いて行く。
何時頃のかは、もうかなり前の話で覚えてもいない。
総二郎とは、高校の一度しか付き合わなかった。
(以来目立った付き合いはしてない)
ましてや義兄の不祥事が発覚してから、連絡は途絶え勝ちだ。
つくしや仲間内からも、心配されるものの。
優紀はやんわりと『心配しないで』と断るばかりで。
が、中務は容赦しない。
優紀の白磁で艶やかな肌に、ベタベタと触れる。
「ましてや、借金まみれたあな。なあ、優紀。知られたくないよなあ」
「何をすればいいの?」
「カネ借してくれや」
真っ赤になりながら、首を振ろうにも拒絶は出来なかった。
幾筋もの涙以外、優紀は座り込んだまま動けなくなってしまった。


其れからの優紀は、多額の借金ばかり抱えてしまった。
家庭教師の副業から、水商売の仕事に転職した。
都心からも離れ、憔悴の日々を送るのだった。
中務は毎日のように金を無心し、肉体関係すら求めてこようともした。
が、それだけは絶対に拒絶したのだ。
総二郎との、思い出までが汚される事は耐え難い事だったからだ。



時は、5年が経過していた。
優紀は毎日仕事に励み、中務からの更なる無心に怯えるばかりだった。
つくしにすら連絡もしなくなり、自分の会社でも口数が少なくなった。
余りの変わりように、会社の仲間も引いてしまうようになった。
松岡家の借金は少なくなり始めたが、優紀は精神的に追い詰められていた。
テーブルの上の女性誌で、F4特集を開いたまま。
色褪せた取れ掛けた、post itを幾重にも貼った頁。
総二郎のインタビューが、掲載されていた。
総二郎の和服を誇らしく身に纏い、日本文化を世界に発信していく事の意気込みを語る頁。
何度も読んでは涙した、彼は自分の全ての支えだった人でもある。
「ゴメンね、つくし。・・・・・・有難う、総二郎さん」
大量の睡眠薬を飲み、アルコールをがぶ飲みして優紀は自殺を図ったのだった。



その日は冷たい雨と薄暗い空模様が、優紀の心情を映しているようで。


@悠香 
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俺が愛するのは永遠にお前だけ  最終回

つくしの墓参りの後、司は
新たな取引先との契約を結ぶため、
指定された場所に向かっていた
いつもの事ながら、都内の道路は渋滞し動く気配すらない

「まずいな」

はじめて取引をするにあたり、大幅遅刻は
信用を落としかねない
「渋滞が遅刻の理由にはならないからよ」

「西田、車を降りて走るか?」

「それも、致し方ないかと……」

「決まりだな!」

「オメェ、そんなポンコツな身体で走れんのかよ」

久しぶりに聞く司の悪態に

「坊ちゃんも、ようやく前を向いて
 歩きはじめたんですね」
西田は、心の中で安堵した

「行くぞ!」

目抜き通りをかけだした司を
必死に追いながら、西田は異変に気がつく

「何だ?今の音は」






「どけよ!お前ら!皆殺しにしてやる」

へらへらと、薄ら笑い浮かべた男の手には
銃が握られていた

「キャァーーーー」と言う悲鳴と共に
かわいた銃声の音がした

「司さま!」

辺りはパニックになり、
西田は、逃げまどう人波に飲み込まれていく

「坊ちゃん!」

守らなければ!何があっても坊ちゃんを守らなければ
つくしさまに顔向けできなくなる
銃を握りしめた男が司に近寄って行くのが見える

逃げ惑う人波を逆らうかのように、
司は男の至近距離まで近づくと
仁王立ちになって、両手を広げ、
ニヤリと不敵な笑みを浮かべた



「き、き、貴様……」
「俺を馬鹿にしてるのか」
司の気迫に、おされ、パニックになった男が
引き金を引いた




「パンパンパン」
悲鳴と共に
辺り一面、真っ赤な血で染められ
司が倒れて居るのが見えた

「坊ちゃん」「坊ちゃん………」「坊ちゃん!」

半狂乱になって司に駆けよった西田が
救急車を呼ぶため、スーツの内ポケットにある
携帯に手をやると



虫の息の司が、
「野暮な真似するんじゃねぇよ……」
「あいつが迎えに来たんだ……邪魔すんな」

ニャリと笑うと同時に息絶えた

「ウォォォォォォォォ」
西田の叫び声があたりにこだまする

男は無差別殺人の通り魔だった
翌日の新聞一面に、司の記事が載った

「自らの命を呈して、盾になった名誉の死」の文字が
紙面に大きく書かれていた
一躍時の人となった司は、ヒーロー扱いになり
幼馴染みや、椿、西田は、司が取った行動が
何を意味していたのかわかりすぎるくらいわかり
号泣した
「どうして……」
「何だよ、あいつ…」

幼馴染みや椿、西田、優紀、滋、桜子は
司の突然の死を受け入れられずにいた

「司らしいじゃん……」

目に涙を溜めた類がつぶやく
「やっと牧野の傍に逝けたんだからさ…」
「よかったね、司」

穏やかな顔をして眠る司に
静かに最後の別れを告げる

司の49日を終え、椿は
司から託された大切なものがあったことを思い出し

司の部屋に入り、預かっていたキーで
金庫を開けてみると、
その中に小さな箱が10個あり、
和紙の封筒に入った手紙らしきものもあった

小さな箱には、それぞれの名前が書かれた
メッセージカードが添えられていた

椿 類 総二郎 あきら 優紀 滋 桜子 タマ 西田
そして、つくしの両親

邸に呼ばれた友人達は、
司からの贈り物をそれぞれ受け取った
メッセージカードには名前だけ書かれ、
カードは白紙のままだった
ラッピングされた、小さな箱を開けてみると
司がNYのギフトショップで見つけた
タキシードとウエディングドレスを着た
うさぎの置物だった



桜子が何気なく、うさぎの靴裏を見た途端
絶句したかと思えば、その場で泣き崩れた



 
タキシードを着たうさぎの靴裏に 

司30歳

ウエディングドレスを着たうさぎの靴裏には

つくし25歳

と書かれてあった

「あいつ、こうなること、はじめから
 わかってたみてぇじゃねぇか」

総二郎が、嗚咽を漏らしながら泣き崩れた



箱と一緒に同封されていた手紙は
椿に宛てたものだった

椿様

姉ちゃん、迷惑ばっかかけて
すまなかった

これをふたりの墓の中に入れて下さい

ありがとう


               司




同封されていたのは、永遠に提出することがない
婚姻届とペアのマリッジリングが入っていた



リングには、
It's you I'II aIways love
俺が愛するのは永遠にお前だけ

の文字が刻まれていた





                 完


@Ranmaru

























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お知らせとお礼

こんにちは!

蘭丸生息地、暑くて、ついにエアコン稼働しております
こんなことなら、フィルター掃除をしておけば良かった(涙
昨年のホコリを放出しながら、身体に悪い冷気で涼みちゅー

「俺が愛してるのは………」深夜0時に完結予定

長い間、お付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

「道明寺本舗」もう一人の管理人 悠香が始動致します!

悠香&蘭丸の妄想話に、これからもお付き合い頂けたら幸いです

「オレ様に出演料はでねぇのかよ!」

「あんた、何にもしてないじゃん!」

つくしになりたい…………(笑


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プロフィール

Ranmaru131

Author:Ranmaru131
つくし以上に、司を愛する 
悠香&蘭丸の遊び場です

どこまで行っても司Love
暇つぶしに、覗き見してやって下さいませ

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