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にほんブログ村 < 道明寺本舗(斜め上を行くブログ)  俺が愛するのは永遠にお前だけ 13

俺が愛するのは永遠にお前だけ 13

ふたりの墓は、常に色とりどりの花で彩られ
つくしが大好きだった紅茶、お菓子
食べたいと言っていた
お好み焼きも
一緒に供えられている

司は時間が出来ると
つくしが眠る場所を訪れては、長い間
そこで過ごした

暑い夏は、つばの広い麦わら帽子をかぶせ
寒い冬になれば、温かなカシミヤのショールを
墓石に纏わせた

久しぶりに空を見上げて見れば、飛行機雲が一直線に
綺麗な線を描いていた

「おまえって……あの雲みてぇに真っすぐだったよな」
かすかな笑みを浮かべたあと

「つくしーーーーーー」
「つくしーーーーーー」
「つくしーーーーーー」

泣きながら、大声で名前を叫んだ
つくしの最後を見届けた時、
我を忘れて、泣き叫ぶのではないかと思っていたのに

人間というのは、耐えきれない
悲しみのどん底に突き落とされると、
涙すら流す事が出来ないのだと知った

「お前ってやつは……ほんとに……
始末に負えねぇよな」

「明日から出張が入ってよ
 しばらく逢いにこれねぇけど、
 良い子で待ってろよ 土産買ってくっから」

何度も何度も、つくしが眠る場所を振り返りながら
名残惜しそうに、迎えに来た車に乗り込み目を閉じた

「つくし……愛してるよ」
声を出さず唇だけが動いていた



@Ranmaru




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Ranmaru131

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つくし以上に、司を愛する 
悠香&蘭丸の遊び場です

どこまで行っても司Love
暇つぶしに、覗き見してやって下さいませ

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